地球防衛軍2で遊ぶ?
ついに。
ついに、僕たち「草野とおんなじ気持ち」に草野くんが出てくれました。
まさかこんな日がくるなんて。想像だにしなかった。
彼はカワベさんの家にいる間、狂ったように「地球防衛軍しましょうよ、へへ」と
やたら地球防衛軍を勧めてくる、いわゆる"ヤベェ奴"なんですが、
この時もやはり彼は地球防衛軍を手に取りました。
はなから編集は僕らがする予定で、「まあ喋らせて、面白かったら使えばいいか」
くらいの気持ちで始めさせました。
そしたら一時間半も一人でくっちゃべりやがった。
くっちゃべりやがりまして。
本当に辛い時間でした。戦いと言ってもいい。
この動画はそれらを34分にぎゅっとしたものですが、使われなかった一時間も
彼はずっと、ずーっとしゃべっていました。オチのない話を。
僕らはずっと、ずーっと聞いていました。オチがあるだろうと信じて。
この動画には入っていませんが、サワハタは途中嘔吐し、
カワベさんに至っては失禁した場面も多々ありました。
あまりに現場は凄惨な様相を呈していましたが、彼は意に介すこともなく。
想像してください。
あたり一面、何もない荒野が広がっています。
どこを目指すべきかもわからない中、あなたは歩き出します。
歩けど歩けど荒野は終わらない。
そのうち日が暮れて、お腹がすいてきます。足も棒のようです。
真っ暗で何も見えない荒野を、歩き続けます。
太陽が登ったら、きっとここから抜け出していると信じて。
しかし朝が来ても、目の前に広がる景色は歩き出した時と全く同じ荒野。
という感覚を、一時間半で15回くらい味わいました。
たちが悪いことに、彼はいちいち話に含みをもたせて伏線を張って、
それを忘れてグチャグチャするんです。
僕たちは「なにか繋がるんじゃないか」と期待して聞いているのに。
もう頭がわれそうです。
この動画には入っていませんが、後半サワハタは発狂し、
カワベさんに至っては死んで生きてを繰り返す輪廻の渦に巻き込まれてしまいました。
狂言奇語とは、巧みに表面だけを飾った言葉の事をいうのだそうです。
総じてそのような文章を卑下する際に使われる言葉ですが、そこまで包括して、
彼の言葉は文学の領域にあったんじゃないかなと、今にして思います。
ほんと、なんか、ありがとうございました・・・。